釜屋



京浜急行線、青物横丁駅より徒歩5分程度。
周囲が住宅街となっているため、うっかりしていると
通り過ぎてしまいそうな一角に、碑があります。
品川寺を発見したら、通りを挟んで向かい側に。



慶応3年(1867年)の10月に江戸へ隊士募集に向かった土方歳三一行が
帰路で昼食をとった場所が、この釜屋です。
慶応4年、鳥羽伏見の戦いに敗れ、江戸に戻ってきた新選組が
急な帰着で宿が用意されず、宿泊も可能であったこの釜屋で
旅装を解くことになったのです。
ここは品川宿で「本陣」とも呼ばれていました。


釜屋の碑の横にひっそりと生えている松。
旧東海道品川宿のシンボルとなる街道松として寄贈されたものだそうです。
辺りはすっかり東海道の名残もないので、
せめてこのシンボルだけでも…と、一緒にカメラに収めてきました。
(2006年2月20日UP)

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